むし歯の診断は目で確認する「目視」またはレントゲンを用いた「画像診断」が今までの一般的な診断方法でしたが、この方法では小さな初期むし歯を発見することが難しい一面が有り、判定があやふや不確実になり結果的には経過観察という治療処置になっているのが現状です。
最新治験に因りますと、むし歯の原因であるミュータンス菌が産生するporphyrinという化学物質を測定し、むし歯の進行度を見つける方法が開発されています。
この方法の利点は、むし歯部分を除去する為に歯を削る場合でも最小範囲に抑えて、削り過ぎを無くし確実にむし歯の再発「二次カリエス」を防ぐところに有ります。
また、この方法はオゾンガスを使用してむし歯菌を殺菌するため、機械的・化学的な治療方法と言えます。まだ、この治療方法は確立されておりませんが、一般的なものになることは間違いないと言われています。