板野の皆さん、こんにちは。
前回は乳幼児期のお子さんの歯みがきについてご紹介しました。
今回は2歳から6歳頃のお子さんの歯みがきについて、お伝えします。
乳歯はむし歯になってもいい歯?
2歳から3歳ごろになると自我が芽生えるようになり、何をするにしても反抗するようになるなど、歯みがきをしなくてはいけないと理解はしていても、歯みがき習慣がなかったり歯みがきに対して痛かった体験があったりすると、なかなか素直に歯みがきをしてくれなかったり、仕上げみがきを嫌がったりするようになります。
乳歯はいずれ永久歯に生え変わるものです。では乳歯にむし歯が出来たとして、生え変わるなら歯みがきも適当でもいいのではないかと思われるかもしれませんが、だからといって乳歯も決してむし歯になっていい歯ではありません。
それに乳歯がむし歯になると永久歯もむし歯になりやすくなります。口内環境をできるだけ清潔にしておくことは非常に重要ですので、永久歯がむし歯になるリスクを軽減するためにも、乳歯の頃からの心がけが大事です。
この時期になるとお子さんは自分で歯ブラシを使って歯みがきができるようになりますので、自分の習慣として毎日の歯みがきが行えるように、基本的には自分で歯を磨かせるようにしましょう。
またこの頃には乳歯が生えそろったり、最初の永久歯が生え始めるなど、お子さんのお口の中も目まぐるしい変化がある時期です。お子さんが行った歯みがきの後には変化の確認をするためにも、必ず仕上げみがきをご両親がしてあげてください。
仕上げみがきのポイント
◇練習のために、はじめはお子さん自身に歯みがきをさせましょう
◇お子さんがみがいた後で、ご両親が仕上げとしてみがいてあげましょう
◇お子さんが嫌がって仕上げ歯みがきをしたがらない時はお子さんの機嫌がよい時や、お友達と一緒に歯みがきして歯みがきを楽しいものとして教えてあげるのも効果的です