むし歯は、「むし歯菌(ミュータンス菌)」・「歯の質」・「糖分」の3大要因が重なった時にでき、むし歯菌が多く、歯の質が弱い、糖分をよくとる人は、むし歯になりやすいと考えられてきました。
しかし、この3大要因の影響度は個人差が大きく、必ずむし歯になるわけではありません。

最近はこの3大要因に加えて唾液の性状や分泌量、飲食回数、糖分とむし歯菌が歯についている時間などの要因と考えられています。
最近の子供さんはむし歯が減少している傾向があります。これはむし歯予防意識の高い世代のご両親に育てられたための結果と言えます。

一方成人や年輩の方では逆に増加傾向にあり、特に高齢者(65歳以上)で著しくなっています。
むし歯は、口のなかにすんでいる細菌がつくり出す酸により歯が溶ける病気で、むし歯のことを歯科では「う蝕(しょく)」と呼んでいます。

むし歯は3大要因が揃っていても日々の生活習慣や虫歯予防のケア次第で防げます。
食後の歯磨きはしっかりと行いましょうね。